クックフリーズとは
加熱調理した食材を急速冷凍して-18℃以下で冷凍保存し、必要時に再加熱して提供できる状態にする調理システムのこと。セント ラルキッチンで一括調理と急速冷却を行ない、低温化の状態でサテライトキッチンに搬送するシステムが一般的であり、作業が再加熱だけで済むという省力化が最大のメリットである。作業効率に優れており、細菌の繁殖も抑えられるため、事業所給食や食品工場など大量調理を行なう施設での導入が進んでいます。
真空調理法とは
食材を生か、あるいは事前に調味料や軽く焼き色をつけるなどした食材を、調味液と一緒に真空調理専用のビニール袋に入れて真空包装し、スチームコンベクションや湯煎などを活用して袋ごと低温調理(食材の芯温度で68~90°℃)する調理法のことです。
消費期限とは
2003年の食品衛生法およびJAS法に基づく表示基準の改正により、「消費期限とは、 定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなる恐れがないと認められる期限を示す年月日をいう」と定義され、食品衛生面での安全性に問題の出やす い生鮮食品や加工食品などに対して設定される。期限(開封前の期限)について食品の情報を把握している製造業者や輸入業者、販売業者などが科学的・合理的根拠に基づいて設定しています。
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賞味期限とは
従来、食品表示は製造年月日が主に用いられていましたが、1995年4月より、期限表示 (消費期限と賞味期限表示)に切り替わった。 賞味期限は、JAS法と食品衛生法によって「開封していない状態で、表示されている保存方法に従って保存したときに、おいしく食べられる期限をいう」と定義付けられており、レトルト食品、缶詰、インスタント食品など製造日から約6日以上日持ちする食品に表示され、3ヵ月を超えるものは年月または年月日で、3カ月以内のものは年月日で表示されている。
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食品偽装表示とは
食品偽装表示とは、食品の産地、消費期限、含有成分などの情報を、故意に実際と異なるものに偽装して表示することを指します。食品偽装は「産地偽装」と「期限表示偽装」の2つに大別されます。
食品表示とは
食品表示に関しては、食品衛生法では、容器包装に入れられた加工食品(一部生鮮 食品を含む)、鶏卵を対象に、「名称、食品 添加物、保存方法、消費期限または賞味期限、製造者氏名、製造所所在地など、アレルギー食品、遺伝子組換え食品、保健 機能食品(栄養機能食品、特定保健用食品に関する事項」の表示を義務付けています。
JAS法(農林物資の規格化および品質表示の適正化に関する法律)では、一般消費者向けに販売されるすべての生鮮食品、加工食品および玄米・精米を対象に、名称、原産地(輸入品の場合は原産国)名、 原材料名、食品添加物、 内容量、消費期限 または賞味期限、保存方法、製造者または販売者(輸入品にあっては輸入業者)の氏名または名称および住所、その他必要な表示事 項、遺伝子組換え食品、有機食品に関する事項、その他食品分類ごとに品質表示基準が定められている場合は、その事項の表示を義務付けている。2009(平成21) 年5月に食品の産地偽装に対する直罰規定が創設されました。